H.D.Lee

1930年、カントリージェントルマンに掲載されたリーの広告。

タイヤ産業で、リーのワークウェアがいかに好評かアピールする内容です。

 

”タイヤ工場ではどこでもリーが世界標準だ”

”リーのユニオンオールとオーバーオールがシェアNo1”

”仕事に誇りをもった男が着ると、より高い価値を生み出し、見た目も更に良く、誠実な仕事が出来ます”

といったような、美辞麗句が並びます。

かなりの意訳で、こういった美辞麗句は何とも日本語にしづらいです。

 

当時、リーは子供服分野の開拓に積極的だったようで、Just Like Dadsのキャッチコピーと共に、子供が大人と同じつくりのワークウェアを着た写真がしばしば登場します。

この広告でも、ストライプのオーバーオール、背中の中心にはLeeのネームが、腰のあたりにはやはり、リボンがモチーフになっているフラッシャ−、が登場してます。

 

Shephead Witherspoon TIRE SERVICE でしょうか?背中に刺繍の入ったユニオンオールです。

本文にも

”アメリカ中のタイヤディーラーで自社の刺繍が入ったユニオンオールを着たサービスマンが・・・”

とあります。

ユニフォームとしてのワークウェアが紹介されているのですが、今となってはこういった刺繍も、力強いイメージを持ったデザインとして捉えることが出来ます。

着る広告としてのレター(刺繍)、これが転じてデザインとなる。

機能→デザインという、ワークウェアで見られる法則がここにも登場しています。

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