撮影時期、場所などはわかりませんが、オーバーオールを着た男達のポストカードです。

仲間内で集まって撮った記念写真か何かでしょうか。

シャツ・オーバーオール・ブーツ・ハットといった姿、真ん中の男性はオーバーオールを着ています。

一番左の男性、首に巻いた大ぶりのバンダナが、山の高いハットとあいまってお洒落です。

 

RRLの広告写真などで、ワーカーをモチーフにしたものがありますが、この牧歌的ですらあるリアルな雰囲気は中々、かもし出せません。

背景の、柵一つ取ってみても、いいかげんな高さ、欠けた木材、隙間、完璧なロケーションです。

 

 

古い写真を探すと、よい構図のものは、このようにポストカードになっていることが多々あります。

写真自体も、今以上に価値のあるものだったのでしょうし、ビジュアルを含めて人に何かを伝える手段も手紙ぐらいしか、方法が無かった時代です。

不便、と言えば現代と比べればそういえるでしょう。

しかし、皆で写真を撮り、お気に入りの一枚の写真を選び、ポストカードにする。

のんびりとして、一枚の写真、一枚のポストカードに今以上の価値がある、ある意味で豊かな時代だったのかもな、と思えます。

 

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