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フロント。帯付けがダブルステッチでカンザスなワークウェアの名残を残します。でもポケットはサンフランシスコ的で、そこに打ち抜きリベットを叩き潰す。サンフランシスコで、まだワークウェアとして作られたいた時代の仕様を取り入れています。
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ボタンは二本爪のドーナツに左綾生地にぴったり、カウボーイボタン。このくすんだメッキが気に入っています。
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カンザスのカウボーイウェア的にはUFOリベットが正解なのですが、ここはあえて、サンフランシスコ的に打ち抜き。それも、極初期に見られたハンマー叩き潰しリベットをモチーフに、現代の技術でリベットをつぶします。YKKの技術力、百発百中でリベットをつぶす仕組みがあるのです。(内緒ですが、YKKに聞けばわかります)
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フロント小ボタンは無刻印のこちらも二本爪ボタン。中にS字ワイヤー入りを使おうかとも思ったのですが、S字ワイヤーはどうしても若干ぐらつく。ここは、クラシックな雰囲気より「しっかり取り付ける」という機能を優先して、ボタンの内部はプレートタイプに。
持ち出し押さえのステッチがダブルなのも、ちょっとカンザスっぽくしています。
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ネームもワークウェアの名残を強く残す黒タグ。「満足の笑顔」をお届けできるよう、作ってます!という意味合いです。
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バックスタイル。少し傾斜のゆるいヨーク。そこにベルト通しになる革ラベル。う〜ん、中学生の頃初めて穿いたカンザスのジーンズ、あのラベルを思い出します。あそこにベルトを通した瞬間、何故か大人になった気がしました。
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フラッシャーがちょっと光ってしまいましたが、LEFT-HAND WEAVE DENIM、左綾であること。品番の805、シルエットを表すSLIM STRAIGHT。一目で805とわかるよう、フラッシャーをデザインしています。
後ろポケット下、裏にスレキを当てて補強布に。取り付けは黒綿糸なので、デニム自体の色落ちが進むとコントラストが出てきます。
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旧805で不評だった後ろポケットの打ち抜き&つぶしリベット。ポケットの補強は何かしら欲しい、でもランフランスシコ風のポケットステッチ(上に向かって広がる)はしたくない。となると、カンヌキなのですが、この入れ方がいろいろあります。ハの字、逆ハの字、×。糸も縫い糸同色か生地に合わせていくか。
色々試してみて、このパンツには黒の×が一番似つかわしい。ポケット下部の補強布取り付けと色を合わせて、統一感をはかっています。
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脇はもちろんセルビッジ、耳があります。左綾なので、右足側がねじれてセルビッジが前に出てきます。 |