縫製


いよいよ、縫製にはいります。
ニュースペーパーバッグ、独特のトリプルステッチによる本体の縫い合わせ。
ここを担当するのが、巻き縫いミシン、ユニオンスペシャル358です。

巻き縫いとは、お互いの生地をかみ合わせるように巻き込みながら縫っていきます。

仕上がりも綺麗で、独特の皺はワークウェアファンにはおなじみですが、一方できついカーブを縫うのがとても苦手です。

そのため、このようなバッグには本来使われません。 ただ、そこをあえて使っているのがニュースペーパーバッグ。

同じ巻き縫いミシンにも、国産はあるのですが、いざ「カーブ、それも厚物を縫う」となると、ユニオンに一日の長があります。

 

 

写真は、その本体のカーブを、今まさに巻き縫いしているところです。

本来、かなりの速度で縫うのですが、今回ばかりは、きついカーブを縫うので速度が落ちてます。

カーブは、どうしても寸法にヒヅミが出るので若干のタックが出ます。(下画像)

これはもう、巻き縫いの宿命かつ、ある意味、それが味です。

ご注文の際には、この点はご了承の上お願いします。

銀色の部品が、日本では「ラッパ」と呼ばれ、海外では「フォルダー」などと呼ばれる部品です。

お互いの生地をかみ合わせているのがわかります。

このように、巻き縫いは縫っている最中、生地同士がどの程度噛み合っているか見えない状態で縫って行きます。

 

その為、縫製には何より慣れが必要で、練習の時には何度も、縫ってはほどいて、縫い代がきっちりとかみ合っているかを確認します。

 

もち手は置いておいて、次に、これも特徴的な、バッグの口部分です。

最後、二本のチェーンステッチが逃げていく部分です。

ビンテージやアメリカで生産された物には、数多く見られる不思議なステッチですが、ここを、ベルト付けミシンで縫うと自然と出てきます。

ここまでは、想像が出来ていましたが・・・・



バッグの口は、「ラッパ」と呼ばれる金具を使って、生地を折り込みながら縫っていきます。

写真の真ん中、金色の金具がラッパです。

その名の通り、ラッパに似ているから付いた名前です。

ミシンは、ユニオンスペシャルを模した関西スペシャルの帯びつけミシン。

本来は、パンツのベルトや、ジージャンのベルトをつけるミシンです。

 

このミシンとラッパを使って、フラップからもち手から、挟み込みながら縫っていくのですが・・・

これが、言うは易し。

ビンテージがあれだけ薄い生地を使っていたことがこのときになって始めてわかりました。

生地が重なる部分がぶ厚すぎて縫えない!針が折れる!

さらに、挟み込みをするにもラッパの金具が邪魔をする!

これらを解消するための改造が、実に2ヶ月以上かかりました。

なので、今回、この部分だけは秘密です。

 

(2008追記)

今回は、秘密のラッパをお見せします。

バッグの口を金色のラッパで形作るのですが、ポイントはその角度と、上下に移動するアームです。

角度調節は、右から持ち手を入れたり、ストラップを入れたりする時に役立ちます。

また、口布は長い繋がったものをラッパに入れて縫製するので、一着が縫い終わるとハサミで口布を切る必要があります。

その時に、下の写真のように、ラッパを上にはね上げる必要があり、ラッパにアームが取り付けてあります。

 

 

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How to make them?
ニュースペーパーバッグが出来るまで

         

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