USN Shirt

毎度おなじみ、多本針前立て縫いミシンの前立て縫製。

今年から、弊社専用ミシンを用意している部分です。と言うのも、やはりミシンの調子を追いこむには条件を同じにして長期間使う必要があります。

弊社では綿糸しかかけませんし、番手も50-60番しかかけません。実際、今ビンテージと呼ばれるワークシャツなどは同じ条件で今と比較すれば大量に作られた製品達です。ミシンもその間に、単に「縫える」レベルから「完璧に縫える」まで調子が追い込まれていたと思っています。それが、ビンテージ独特の雑に見えて上手い縫製の原因ではないでしょうか。

そういった「ビンテージらしさ」をより深く再現したく、同じ糸をかけっぱなしにできるミシンの必要性を感じ設備投資をしています。

 

下前側は三巻しつつ上前とは針間の幅を変えて縫っています。

この三巻もたかが三巻と思いますが、当初は完全三巻。生地を完全に三巻する金具で縫製しました。一部素材は上手くいくのですが、ある一定の素材ではどうしてもよれます。三巻部分に斜めに皺が入ってしまうのです。

そこでやはり、お手本はビンテージ。いくつかこの部分をほどいてみると、三巻部分に生地が半分までしか入っていませんでした。半分と言っても9ミリほどは折られているので裁ち端が見えてしまうような事はありません。

折り代を少し少なくしてヨレを少なくしているのがわかり、さっそく金具を作るのですがここでもまた失敗が。金具屋さんもたくさんおり、それぞれ得手・不得手があります。いつも、乗せ前立ての金具をお願いししている金具屋さんに頼んだのですが、一見縫えそうで上手く縫えません。金具を通ってきた生地の幅が安定しません。

どうも、通常の乗せ前立てのように、生地の左右を折るのと違い一枚の生地を折る金具はまた違った難しさがあるようです。さらに、折る方向も下に向かってなのでさらに感覚的に縫う側も一瞬「!」となります。

そこで、シャツ前立てラッパならここでダメならダメ!というところにお願いして作り直すと・・・縫えるのです。ほとんど、人間の手の都合など関係なく、生地を自然と入れてペダルを踏めば一定の幅に出来上がります。縫ってしまうと、どの程度生地が入り込んでいるか見えないので、何度も試し縫いをしてはほどいて、間違いなく入っているか確認しますが、何枚やっても同じ。すべて一定に入っています。それも、普段から量産縫いをしている訳ではない私が縫ってもです。

とこのように、たかが三巻部分でも試行錯誤が繰り返されていますし、その結果、誰でも完璧に縫える様になった喜びは何にも代えがたいものがあります。

 

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