Cotton Sweater, Heather Grey

 

品名

Cotton Sweater, Heather Grey

素材

60番双糸3本引き揃え・14ゲージ・コットン100%

価格 23760円(税込)
22000円(本体価格)

WORKERS定番のハイゲージセーター、今回はヘザーグレー(杢グレー)で。
60番糸を2本より合わせ双糸、30番相当に。 双糸にすると、糸のムラをお互いに打ち消しあい、より均一な糸を作ることができます。さらに、それを3本引きそろえて編み針に入れ、しっかりとした厚みのあるセーターを作りました。

ニットというと、Tシャツのように生地を編んで・切って・縫う。カット(cut 裁断)してソー(saw 縫う)、これをもじって「ニットソー」などと呼ばれる物ありますが、WOREKRSが今回作っているのは基本「リンキング」とか「成形物」と呼ばれる物。初めから、身頃の形に編み上がり、それを「リンキング」という目をひろいながら縫うのです。裏返すと、縫い目にロックがありません。が、そのリンキングニットにあえて一か所だけ、裁断物と同じロック+縫製を入れています。それが、前Vの部分。ちょっとしたデザインでもあり、ビンテージスウェットよろしく伸び止めの意味合いもあります。

さっそく自分で着てみた感想は・・・

「今回の糸は通常の長綿、糸の風合いが以前のコンパクト紡績超長綿とは違う」
「杢グレー(Heather Grey)は、糸の番手は同じなのに少し厚み、がっしりした感じ。着ていても、ばりっとした硬さ、バルキーさと良く言われる感じを受ける」
「一方で、表面の毛羽が若干あるからか、着た時の暖かさはコンパクト紡績より高い」

言葉で説明は難しいのですが、以前から作っているネイビー・グレーとは着るとわかるぐらい風合いが違います。
あちらは高級、しっとり、スムース。今回のはより、質実剛健。

毛羽というのも、まったく0では化繊のスムースな生地のようになってしまう。
毛羽があるからこそ、そこに空気がたまり保温の役割を果たす。
最たるものはウールで、あの独特な表面の細かな毛にあたたかな空気層ができるわけです。

同じコットンでも、繊維長の違い、紡績方法の違いでここまで触感が変わってくるのかと実際着てみて感じました。

 

 

 

SIZE CHART 
サイズ MEDIUM LARGE
バスト

49.0

54.0
肩幅 42.5 44.5
着丈 62.0 65.0
袖丈 61-57程度(リブを折って調節可能) 61-57程度(リブを折って調節可能)
袖口幅 8.0

サンプルを採寸しています。
洗濯方法は洗濯ネットに入れての水洗い+平らにして干すのがお勧めです。洗うと若干縮みますが、着るとまた伸びます。

参考までに採寸サンプルをネットに入れて水洗い(洗い3分、すすぎ無し、脱水6分)後に業務用乾燥機70度の設定で20分かけた後の寸法を掲載しています。自己責任にはなりますが、大きいな、また着ているうちに伸びたなと感じた場合、軽く乾燥機にかけて編み目を縮めるのも一つの案です。
布帛(布)もそうですが、湿気+テンションをかけるとまたある程度伸びます。

参考画像:下側が納品時の寸法。上に乗せているのが乾燥機をかけた後の寸法。

 

ネックは身頃と違うリブ編みしたパーツをリンキングで身頃に取り付けています。

今回の糸は長綿ではありますが、オーガニックでは無いのでネームを変更しています。

 

リブの部分はリンキングの縫い代を表側に出しています。リブを折って着たときに縫い代が裏に入るようにしています。

 

裾部分。身頃が天竺編みで来て、最後裾部分でリブ編みに切り替わります。ここで寸法が小さくなって腰周りを「きゅっと」締めてくれるのです。
裏を見ると、リンキングの縫い代がわかります。
今回、あえて少し多めに縫い代を取ってもらっています。工場のおばちゃんは、きれいに、できる限り縫い代が見えないように1目分すくおうとしていたのですが、今回のニットはできる限り長持ちさせたい。強度がほしい。だから、多少ごろついても縫い代は2目取ってほしいと伝えています。

 

前V部分を裏から見たところ。ここだけは身頃と縫い合わせロックをかけて倒しステッチをかけています。
前Vを身頃の天竺編みよりも、戻る力の強いフライスにすることで伸び止めの役割も果たしています。

 

 

 

無題ドキュメント

How to make them?

     
リンキング

 


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