ARROW GORDON

 袖ぐりはボタンダウンでは定番の折りふせではなく、ワークシャツでおなじみの巻き縫いです。それも5/16インチ、 もしくは9/32という若干幅広なものがつかわれています。

 この針幅を「ゲージ」と呼び、多種多様なゲージが存在していましたし、今も存在します。

細いものはドレスウェアらしい雰囲気を出す一方、お互いの生地を巻き込みあう幅が狭いのでパンクしやすいというデメリットがあります。

古いシャツなどをみてると、このゲージが複数みられるケースが多く、袖ぐり・肩・脇といった各工程を違うミシンで行っていたことがここからもわかります。

各箇所、その時々で適切なミシン、もしくは単純に設備の問題で適当なミシンを使用していたのでしょう。

ただ、こんな生産設備の選択/制約が結果として、アメリカらしい、巻き縫いを多用したドレスシャツという、独特などこかワークウェア・ワークシャツのような雰囲気も残るものが作られた原因の一つではないでしょうか。

 

 

 

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