Royal Navy SMOCK WINDPROOF

袖口はゴムの絞り。このあたりは、かぶりのスモックなので機能性を重視して見た目は気にしていないようです。

妙に凝っているひじ部分の当て布。生地を二枚あて、身生地と合わせれば3枚。さらに裏地もあるので4枚になっています。

ラベルにはSMOCK WINDPROOF Blueっとあり、8405-99-571-7210がおそらくISO番号のようです。検索すると、

NSN DESCRIPTION PONCHO, SURVIVAL
CODIFICATION COUNTRY United Kingdom

と出てきます。

裏地は流し込まず、帯状のパーツで身頃の裾と連結されています。なぜこのような仕様にしたのか不思議です。

いくつか想像できるのが、表地・裏地の間に水が入っても抜ける。
表・裏の縮率が違ったとしてもこの帯パーツが表・裏が釣れるのを防ぐといった事があります。

その後、良く見ていて気付きました。ポケットの位置です。三巻にかかるほど低い位置、つまり三巻を先に縫ってからポケットをつけているのです。
表の三巻のタイミングで帯状の部品だけ挟んでおいて、ポケットつけ、それから裏地側流し込んで三巻という手の込んだ縫い方をしています。