やはりこちら側もダーツとして処理されています。
おそらく、単純に生地を表・裏、二枚合わせただけのところに物を入れるよりは、少しでも立体感があった方がポケットとして機能するだろうということで考えられた仕様ではないでしょうか。
縫う側としては、ポケット付ける、ダーツを6本つまむ、さらに厚みの厚物を前身頃と巻き縫いすると手間のかかる仕様のオンパレードです。
それでも、このジャケット、一見生地は綺麗に見えますが縫製糸はご覧のようにあちらこちらほつれています。よほど、気に入って着ていたもののようで、人が気に入って着るのは、このダーツ処理のような細かなimprovementsが積み重ねられた結果なのではないでしょうか。
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