WORKERS Co., LTD S801XX 穿きこみ0日目

 

現在、2026年。今や、だれもやらなくなったジーンズ穿きこみレポート。というか、やるにしてもインスタのようなSNSでやりますよね。それをあえて、ホームページでやってみます。

最後は飽きて更新しなくなるところまで真似ないようにしないと・・・

今回はきこむのは、WORKERSが10年ぶり?ぐらいに作った新しい生地を使ったS801という大戦「風」ジーンズ。

 

左がWORKERS、今までの定番801。インディゴ100%染色で、青さが際立つのが特徴。右が新作、S801。インディゴで染めてから、最後に、表面に硫化で黒っぽい色を載せています。ただ、あくまで黒は表面に乗っているので、落ちだすとインディゴが見える。でも、残る部分もあり、いつもの801より濃淡出るんじゃないか?という生地です。

一説に「大戦デニム黒い」説があり、また「大戦デニムは硫化染が一部入ってた」説があります。インディゴで染まった糸から硫黄が検出される・・・という話で詳しくは 「こちら」 をご覧ください。後ろポケットも大きさが違い、S801のほうが少し大きめ。

 

大戦風というだけあり、やたら長いクインチ(脇の倒しステッチ)。全体的にイエローばかりのステッチ。リベットの打っていないコインポケット。

 

でもリベットは刻印入り。大戦も刻印無し、あり、いろいろあるので、ここは私の好みで刻印入り。

 

ループは真ん中が盛り上がった金具(ラッパ)で縫製。色が落ちだしたときに、真ん中がよく色落ちするように。

 

裏リベットも刻印あり、無し、いろいろあるのですが、S801は刻印あり。せっかく99万かけてつくったリベットの足なので見てやってください。

ポケットスレーキはOD色のヘリンボン。ネルや、謎の粗野な布などありますが、通年着られて、パッと見て雰囲気の違いもわかるのでヘリンボンにしてみました。いつも、ミリタリー系のパンツを作るのに使っているヘリンボンです。だから、通常のスレーキよりかなりごつい。

 

ボタンはトップが月桂樹。ヒヨクは刻印無し。足はSLという二本爪タイプ。ボタンの中にワイヤーがあるのではなく、普通に板状態の部分に2本爪が刺さり・引っかかるタイプ。

 

通称「小股」という左右の縫い合わせ部分。ここも黄色ステッチ。場所によって、糸の太さ・目数。チェーンステッチ、シングルステッチを使い分けるのは、いわゆるジーンズ作りの「文法みたいなもの。これが結果的にジーンズ独特の立体感を生み出してくれます。

バックポケットは通常の801より少し大きめ。ヨークのパッカリングはすでに出だしています。全体の生地感もざらつきは適度にありつつ、テンションをかけて織った生地なのでボツボツするほどの過度なザラ感ではない。これは触らないと何とも説明のしようが無いのですが。

 

革はディア・鹿革の防縮なし。天然ものなので、革の場所、一枚ごとに縮み具合、変色具合が違います。革ラベル、通常はプリントを入れた後コーティングも入れて仕上がりを安定させるのですが、あえてコーティングもなし。革そのままの表情が出るように。

S801XXのスタンプも今回は文字を少し細めに。たぶん、レプリカ?的な方向はあまり期待されていないでしょうが、期待されていないからこそ頑張ります。

 

ポケットの取り付けも通常の801とは変えて。通常の801が外回りを縫い付け、折り返して、戻る。というつけ方に対して、S801は外回りつけたら一度終わり。もう一度、最初に戻って内回りをつける。だから、写真の部分でそれぞれステッチが終わっています。

 

隠しリベットもアレンジで、通常の打ち抜きリベットを使っています。

 

帯つけ、ヨーク・尻ぐりの巻き縫い。全体的にイエローの多いステッチ。もちろん、綿糸です。

 

通常の801が青耳に対し、S801は赤耳。
 

 

Back to Report

 


Workers