裾のカットはスクウェア。腰にリブは無しにして、太めの三巻始末。

夏向きという事で袖口はカフス+開き仕様。袖がまくれます。

袖ぐりの折伏せ縫い+大袖・小袖の折伏せ縫い。縫い代の断ち切り部分が見えないように、お互い生地をかみ合わせて縫います。

先ほどの袖の折伏せ縫い+脇の巻縫い。折伏せも巻きも、生地がお互いに噛み合いますが、巻縫いは金具+2本針ミシンで一気に縫います。筒状になる部分は、こちらの巻縫いで無いと非常に縫いづらい。でも、巻縫いはアイロンではなく金具一発で巻くから難しい。どちらの仕様も、それなりに手間や技術が要ります。

だから、60年代以降、インターロックが出てきたわけです。地縫い+生地端のロックを一発でかけるインターロック。厚みも巻縫いより薄くできるし、カーブの制約も少ないし、悪くはないのですが、やっぱり私は巻縫いや折伏せ縫いの「生地端が見えない縫い方」がどうしても好きなのです。