背面のタックはBDと変えて左右に。ポロシャツのカノコ生地と違い、オックスもマドラスも伸縮性はほとんどありません。なので、タックのようなゆとりを入れないときつくて動けない。

現代は、布にも化学繊維を入れてストレッチ性を持たせたものがあります。というか、そちらの方が多いです。でもWORKERSはストレッチの為に化繊はやりたくない。私が好きだった、古着とかビンテージにはストレッチは入っていませんでした。だからこそ、着こんでも「美しくぼろくなる」のだとも思います。

ではどうやって、動きやすさを確保していたか？ゆったりしたシルエットだったり、今回のシャツポロのようなタック、革ジャンならアクションプリーツ。そういったパターンや仕様で工夫してゆとりを入れていたのです。で、だからこそ「こんな風になっているのか」とか「だから動きやすい、でも肩幅が落ちてないのか」とか楽しいわけです。

体にぴったりフィット、でも動きやすい！そんな服が欲しかったらユニクロ買いましょう。いくらでもあります。