シルク100%・白建てレップ織

久しぶりにシルクレップタイ。Arrow タイプのタイクリップをまた作ってみたので、それに合わせるのはこの Silk Repp Tie が最適。

今回は「白建て（タテ）」 という、経糸（タテ）に白をかけて生地を織っています。ネクタイ生地は、表面に緯糸（ヨコ糸）がほとんど出ています。そのため、タテが白でも黒でもぱっと見は緯糸の色が見えています。でも、その裏、地に透けた部分に黒がいるか、 白がいるかで色のトーンが変わります。

黒タテだと、かなり色がバキッ、はっきりした色に。一方、白タテだとふわっと柔らかい色合いに。絵具に黒、白、 それぞれ足したとき色がどうなるか想像してもらうとわかりやすいです。春なのでふわっと柔らかな色合いを求めて、白建てを選びました。

柄の流れはおなじみ、アメリカ式。ノットがぎゅ！っと小さく結べる、薄手の芯使い。映画 JFK、アポロ13、ブルースブラザーズ、少し前のアメリカを感じるあの小さいノット。現代のニュースキャスターがしている、おにぎりみたいな大きなノットとは一味違います。