Brushed Herringboneは高密度に織ったコットンヘリンボンを起毛しています。一見、ウールのような見た目ですがコットン100%。まったくちくちくしない、ふわふわの肌触りです。
「コットンでウールライクな表情を」ということで、双糸(糸を二本よった)使いでヘリンボンを織り生地厚を出す。さらに、それを起毛することでこの独特な表情が出ています。そのままだと着脱ぎの時に少し引っかかりがあるので、袖にキュプラの裏地をつけています。
ともすると、ただのカバーオールに成ってしまうところを、肩パット替わりの背裏、大見返しといったイタリアのジャケットで良く見られる仕様を盛り込んでジャケットらしさを強調しています。巻き縫い、パッカリングといったラフな、着こんで変化していくアメカジ的楽しさと現代イタリア製品に見られる優れた縫製仕様を一つにまとめました。
パターンの特徴は袖。サイドから見ると前に振り、さらに前から見ると前中心に向かってもカーブしています。これはハンガーで吊った状態でも同じ。吊った状態で見て美しく、着た時には人間の立体的な腕の動きに追従して動きやすく、静止した状態では立ち姿が美しくなるように作図しています。今年はワンウォッシュ済の製品を納品。手に入れた時から適度に馴染んだ風合いです。 |