左胸は刻印入りメタルボタン。今は、ボタンワークスさん謹製。
これ、2011年に一番最初は岡山の業者さんに頼みました。その時はキャスト。溶かした金属を型に入れて作る。ただ、どうしてもキャストは角のエッジが出にくい。
その後、ボタンワークスの小菅さんが連絡をくださって、お会いすると「古着がわかってて、好きなボタン屋さん」という、居そうで居ない人。という事で、それ以来、「古着の風合い」がとても大事な付属はボタンワークスさんにお願いしています。
ボタンワークスさんでも、この刻印入りはキャスト。プレスでやるとなると、金型代が莫大すぎる。1個単位の単価はプレスのほうが安価ですが、1着1個しか使わないボタンなので数は作らない。となるとキャストなのですが、ボタンワークスさんのキャストは同じキャストでも違う。エッジもきれいにでて、また塗装が厚塗りじゃなく、せっかくのきれいに出たエッジを消してない。
本当に、こういう微妙な部分は「お互いに何が良いと思うか」がすり合わさってないとできない部分なのです。縫製工場さんも、まれにこういう人が居て、そうなるとこちらとしては本当に楽です。言わなくてもできちゃう。
ただ、それを他のごく普通の業者さんにやると、思った通りのものができない!となるので注意が必要。
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