WORKERS初のニット製品・「私とイギリス製セーター」

以下のコンテンツは、最初に丸首ニットを作った時のきっかけになります。
カーディガンも編地、リンキングは同じ考え方なのでそのまま残してあります。

 

 

参考にしたオリジナル。
メリノウール、スウェット風に前Vが入ったごく普通の丸首セーター。まさか20年近く着るとは・・・

 

今をさかのぼること、17年ほど前。当時20ぐらいだった私は埼玉に住んでいました。
近所に、ふじみ野という駅がありそこに日本たぶん初?のアウトレットモールがありました。

今ではアウトレットモールというと、本来の意味の「余剰品を安く」ではなく、アウトレットモール専用商品も多く見られますが当時は本当の意味の「アウトレット」
当時、買いたくても買えなかったとあるイギリス製ニットメーカーのアウトレット店もそこにありました。

その日は珍しく、祖父母の車を借りて志木からふじみ野まで車で。そこで見たのが、この写真のウールの丸首セーターと、もう一つ、コットンのパーカーでした。
確か、パーカーが2-3000円?というとんでも無い値段で売られていて、その日はそれだけ買って帰ったのですが、どうしてももう一枚、丸首が忘れらず。(こちらは確か1万円程度?)数日経って、何とかお金を作ってもう一度買いに行った一枚です。

微妙な色のパーカー。こちらはシーアイランドコットン。こちらはあまり着ていないのでタグも取れてない。

 

当時、私はそれほど「インポート至上主義」的な考え方は無く、どちらかというと、裏原とかリアルマッコイズに代表されるレプリカ系とか、そちらを好んで着ていました。(と言いながら、古着でcorgi買ってみたり、新品は買えないので古着で探していました)そんな私が、なぜだかこの前Vのセーターには惹かれてずっと着ていました。


さんざん着たのに穴も開いてないし、毛玉も少々。

 

シャツの上に。アメリカや寒い時期の国内出張に行くときには寝間着として。スウェットよりも薄くなり荷物に成る時にかさばらないからです。 洗濯もネットに入れて洗うだけでさんざん洗いました。おかげで、ブランドネームも品質ネームもとっくに取れて(取って?)しまって、今ではどこの何かすらわかりません。

当時、雑誌などで「イギリス製ハイゲージニットが着て、洗ってを繰り返し目が詰まった風合いは何にも代えがたい」なんてうたい文句も読んでいました。それが、17年という長い時間をかけて自分自身、身を以て理解できた1枚です。

そんな学生時代からだいぶ時間が経って、最近久しぶりにハイゲージセーターを買って着てみると・・・どうも当時とは様子が違う。まず目付(重さ)が軽い。24ゲージ、30ゲージと目がとても細かい。これはこれでドレスウェア的には正解だと思うのですが、普通にネットに入れて洗濯、着るを繰り返しても目の前のこの1枚のようにはなりそうにありません。 そこで、「1990年代後半、ビンテージ・・・まではいかないけれど、自分が若かったころに着たこの1枚」をもう一度着たい。それもせっかく作るなら、ウールではなくコットンで作ってより長い期間着られるように。そんなことで始まった企画です。

 

無題ドキュメント

How to make them?

     
リンキング

無題ドキュメント
Lineup-ラインナップ
Cotton Cardigan, Navy
 

 


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