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ピンチェックのサックコートです。未洗いではかなり固めの生地で、洗いこんでもハリが残ります。
広すぎず、細すぎずのラペル。長くも短くもない着丈。
後ろ身頃の中心線、前身頃・後ろ身頃の切り替え線に工夫を凝らし肩甲骨、ウェストといった人間の体のでこぼこにもある程度対応した型紙です。
袖付けを折り伏せ縫いにすることにより、型紙の曲線に自由度が増し、カバーオールとは違う、人間の腕の湾曲もシルエットで追従できるように設計しています。
一方で、縫製は巻き縫いがメイン。ただ、カンヌキは打たず、補強はステッチで行い、またステッチもブラック。
ボタンホールもあえてシャツ穴にしています。
こういった部分で、単なるカバーオールのテーラーカラー版とは違った、ほんの少しだけドレスよりな、しかし20世紀初頭のまだ様々な仕様が固まりきっていなかった時代のジャケット、Sack
Coatを めざしています。
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