ボタンは高瀬貝。前立てはチェーンステッチ。
今回、新たに3/16インチ幅、3.7センチ出来上がりのミシン/ラッパ/押さえ金を用意しました。
21針/3センチというほとんどチェーンが縄状になる細かさです。
おそらく、
1、ドレスシャツ系なので細い糸を使いたい
2、さりとて、チェーンステッチで生産性も維持したい
これらの理由から、この独特な仕様が生まれたのだと思います。
平ミシンのほうが強度には勝るので、わざわざこのような仕様を現代的なシャツ工場であれば取らない仕様でもあります。
生産性は高いとは言え、それはミシンをセッティングして何年も同じ仕様で縫えばの話であり、今あえてそれをやるのはかえって手間もかかります。
それでも、どうしても代えがたい、ワークシャツとドレスシャツのかけ橋というか、アメリカを感じる仕様なのです。 |