Button Down Shirt

 

今回、平ミシンで一番気を使ったのがこの前立て端の「きゅっ」と上がった感じです。

どうしても、熟練工はまっすぐ、きれいに縫えてしまうのですが、目指すビンテージらしさは独特の「へたうま」な縫製です。

そこで、この工程を縫う人にあえて縫い代を太めにして縫ってもらいました。また、縫い代を太くすることでパンクを防ぐという実益もあります。

 

ボタンは高瀬貝。前立てはチェーンステッチ。

今回、新たに3/16インチ幅、3.7センチ出来上がりのミシン/ラッパ/押さえ金を用意しました。

21針/3センチというほとんどチェーンが縄状になる細かさです。

おそらく、

1、ドレスシャツ系なので細い糸を使いたい

2、さりとて、チェーンステッチで生産性も維持したい

これらの理由から、この独特な仕様が生まれたのだと思います。

平ミシンのほうが強度には勝るので、わざわざこのような仕様を現代的なシャツ工場であれば取らない仕様でもあります。

生産性は高いとは言え、それはミシンをセッティングして何年も同じ仕様で縫えばの話であり、今あえてそれをやるのはかえって手間もかかります。

それでも、どうしても代えがたい、ワークシャツとドレスシャツのかけ橋というか、アメリカを感じる仕様なのです。

 

Detail-Before Washing

各部詳細

     
   

 

Lineup-ラインナップ
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Lot808
   
Blue White
Blue Stripe Pink Stripe

 

Detail-After Washing

各部詳細 ワンウォッシュ後
履き込みサンプルとの比較

  

The Looks.

 

 

How to make them?

織り
革ラベル
縫製1 縫製2

 

 

 

Workers