織機・製織
まずは動画で織機をどうぞ。
昨年6月、岡山と広島の県境あたりで撮影してきました。
動画は・織機前面/裏面/検反/シャトル交換の順です。
常に響き続ける織機の轟音、人間の目による検反、そして「自動織機」の面目躍如、シャトルの自動交換。
反物が本当にゆっくりとした織ることが出来ないこともわかります。
一台の織機から一日50Mは織れないそうです。
デニムができるまで、綿からとなると数多くの工程があります。
その中でも花形、製織の工程を紹介します。
昨年6月、実際に今回使った生地が織られているところです。
旧式の織機でおなじみ、シャトルです。
ここにヨコ糸が巻き取られてセットされています。
何本ものシャトルがセットされ、糸がなくなると一度織機が止まり自動で次のシャトルが打ち込まれます。
織機を逆アングルから。
TOYODA、世界の豊田自動織機。
今は自動車のTOYOTAのほうが有名ですが、豊田といえば織機が元祖です。
現役で動いているのもすごいですが、さすが世界企業。ミュージアムにはまだまだいろいろな織機が保管されています。
参考:トヨタテクノミュージアム
夏休みにでも行ってみたいと思います。
そして、固定です。
この間15分ほど。織り始めるまでにはまだまだ時間がかかるそうで、お仕事の邪魔になるので最後まで見学するのはあきらめました。
糸から生地になるには本当に数多くの工程があります。
そう考えると、相対的に国産生地は高価ですが、決して高いと言いきれなくなります。
縫製の手間は知っているつもりでしたが、その他にも、様々な手間がかかって、一つの製品になるのです。
そう考えると、少しの生地も無駄にはしたくないと、気持ちを新たにしました。
革ラベル
お次は革ラベルです。
プレスをするまでに一度伺い、スタンプに使う版下、革の風合い、プリントの風合いなどは打ち合わせ済です。
打ち合わせの際、サンプルの革やプリントをいくつかいただき、持って帰り洗い、希望の風合いを伝えます。
今回は鹿革、適度に縮む革です。
いざプレスです。
半自動機で、人間が手で入れては抜き取り、プレスボタン、入れては抜き取りプレスボタンの繰り返しです。
位置決めも目、何回もサンプルを作って確認しています。
ラベル屋さんいわく
「革ラベルは大きくても7-8センチのもの。ミリのズレが目立つので、最初に打ち始める前に微妙性が必要なのです」との事です。
また、近年の小ロット対応のため、自動機よりこのような半自動機を人間の目と手で使うほうが使い勝手が良い・・・これはジーンズのリベット打ち、タック打ちなども同じことです。
そして、左側にラベルはできていきます。
縫製もそうですが、機械がすることと言いながらそれをオペレートするのは人間です。
超大量生産なら多くの部分を機械化することもできますが、多品種、少量生産は今でも人間・機械がダンスを踊るかのごとく絶妙のテンポで仕事をしています。
How to make them?
Detail-Before Washing 各部詳細
Detail-After Washing 各部詳細 ワンウォッシュ後 履き込みサンプルとの比較
The Looks.
Workers